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NiVE Ver1本体の標準プラグインに含まれるエフェクト一覧 (2010/03/03 22時更新)
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  最近のNiVE本体ニュースおよびページ更新履歴
    ・2010/03/03 「フラクタルノイズ」の説明を変更しました。
    ・2010/02/26 「v1.89」がリリースされました。
    ・2009/12/08 「v1.88」がリリースされました。
    ・2009/12/02 「v1.87」がリリースされました。
    ・2009/08/22 「v1.86」がリリースされました。
    ・2009/06/12 「v1.85」がリリースされました。
    ・2009/05/11 マットチョークの説明を変更しました。
    ・2009/05/09 大幅な仕様変更を伴う新バージョンの開発開始宣言が出されました。
              v1.xx系については今後はバグフィックスのみになるとのことです。
    ・2009/05/09 「v1.84」がリリースされました。エフェクトに「チャンネル→UnMultiple」「チャンネル→マットチョーク」「描画→グラデーション」が追加されています。
    ・2009/04/17 「v1.83」がリリースされました。
    ・2009/03/17 「v1.82」がリリースされました。
    ・2009/02/15 「v1.81」がリリースされました。エフェクトに「色調変換→カラーリマップ」「色調変換→トーンカーブ(HLS)」「色調変換→トーンカーブ(RGBA)」が追加されています。
    ・2009/01/22 「v1.80」がリリースされました。エフェクトの追加はありませんが、シャドウコピートラックという新しい種類のトラックが追加されています。
    ・2008/12/24 「v1.78」がリリースされました。エフェクトに「スタイライズ→絵画」「時間→合わせ鏡」が追加されています。
    ・2008/12/13 「v1.77」がリリースされました。エフェクトに「ブラー→ブラー(バイラテラル)」「変形→魚眼」が追加されています。
    ・2008/11/30 「ベクトルキー」の説明に、作者さんの解説を追加しました。
    ・2008/11/27 「v1.76」がリリースされました。エフェクトに「キーイング→ベクトルキー」が追加されています。
    ・2008/11/18 「v1.75」がリリースされました。エフェクトに「スタイライズ→クロス」「スタイライズ→膨張」が追加されています。
    ・2008/10/31 「エクスプレッション制御」の説明を変更しました。
    ・2008/10/25 「v1.74」がリリースされました。キーフレームタイプに「CatmullRom」「スプライン」が追加されており、曲線的なキーフレーム補間が可能になっています。
    ・2008/10/19 「v1.73」がリリースされました。エフェクトに「変形→FreeTransform」が追加されています。また、OpenGLのZ軸の移動方向が逆になったので注意が必要です。
    ・2008/10/01 「v1.72」がリリースされました。
    ・2008/09/09 「v1.71」がリリースされました。
    ・2008/09/07 「v1.70」がリリースされました。エフェクトの追加はありませんが、テキストアニメーション機能が追加されています。
    ・2008/08/19 「v1.64」がリリースされました。エフェクトに「時間→エコー」が追加されています。
    ・2008/08/09 「v1.63」がリリースされました。
    ・2008/07/29 「v1.62」がリリースされました。エフェクトに「色調変換→マルチトーン」が追加されています。
    ・2008/07/25 「v1.61」がリリースされました。エフェクトに「シミュレーション→放電」が追加されています。
    ・2008/07/20 「v1.60」がリリースされました。エフェクトに「ブラー→ブラー(合成) (T)」が追加されています。
   ※バグ対応や機能変更などで、既存のエフェクトが変更されていることもあります。添付されるreadme.txtの内容をしっかり確認しましょう。
   v1.89での標準プラグインに含まれるエフェクト数 → 70
エフェクト 機能概要 備考
エクスプレッション制御 3軸回転 該当する形式のパラメータを
  「キーフレームを打ちながらエクスプレッションで利用したい」
という場合に追加する。

●エクスプレッションでの利用方法
  追加されたエフェクトのパラメータを右クリックすると
    「エクスプレッションにコピー」 「クリップボードに厳密コピー」
  というメニューが出現し、そのパラメータのC#言語表現がコピーできるので、
  それを使ってエクスプレッションのプログラムを記述する。
 
3点制御(Vertex)  
サイズ(SizeF)  
スライダ(Single)  
チェックボックス  
テキスト  
トラック選択  
ポジション(PointF)  
角度(RadianF)  
 
オーディオ ボリューム オーディオトラックのボリューム調整。0〜200%まで設定可能。  
キーイング カラーキー 指定した色を透明化する。閾値設定も可能。ブルーバック動画などの背景色を消去して、人物だけを抜き出したいような場合に使用する。クロマキーとも呼ばれる。  
ベクトルキー 色の「類似度」と「許容長さ」を指定して、その範囲内にある色を透明化する。

■以下、NiVE愛用者スレ4の742に書かれていた作者さんの解説

  色をRGBを軸とするベクトル空間上で各色を比較しています。
  ベクトルを正規化した後に
     (Ckc・Csrc)/(||Ckc|| * ||Csrc||)
        Ckc ・・・ キーカラー
        Csrc ・・・ 各ピクセルの色
        ||C|| ・・・ ベクトルのノルム
        C・C ・・・ 内積
  で類似度を算出、指定した類似度以上かつベクトルの長さの差が
  許容範囲以内なら 色を抜く、という感じです。
  これにarccosを掛けるとベクトルのなす角がでます。 
v1.76で追加。
ルミナンスキー 指定した輝度(明るさ)のピクセルを透明化する。閾値設定も可能。  
除外 (T) 別トラックのフレームを指定し、それと一致する部分を透明化する。背景と人物が混ざっている映像において、背景だけの映像が別途用意できるような場合、背景映像を別トラックに置いて除外トラックとして指定すると、人物だけが残る感じになる。  
シミュレーション Stop the World 一時的にトラックの映像や音声を停止したり再開させたりする。再開方法は、「停止後から」と「途中から」が選択できる。  
ドロップシャドウ (*) アイテムの影を描画する。影の色や方向・距離などを設定可能。アイテム本体を消して影だけを表示することもできる。  
花火(ランダム) 設定した内容で打ち上げ花火をランダムに描画する。飛散させる粒子として画像ファイルを指定することも可能。  
放電 放電しているようなイメージを描画する。 v1.61で追加。
スタイライズ LightBurst 指定した座標に光源を設置し、光源を中心としてアイテムを放射状、あるいは円弧状に光らせるような効果を与える。  
グロー 画像の明るい部分とその周辺を更に明るくし、アイテムが発光しているような効果を与える。  
クロス 多方向に光線が伸びるようなグローをかける。「クロス(4方向)」「スノー(6方向)」「サニー(8方向)」の3パターンが選択できる。 v1.75で追加。
コンボリューション行列 画像に行列演算を施し、独特な効果を与える。行列のパラメータ次第で、シャープ化・ぼかし・エンボス加工など様々な効果を与えることができる。  
モザイク 画像にモザイクをかける。  
絵画 画像を絵画調に変換する。 v1.78で追加。
拡散 ピクセルを拡散させる。拡散範囲を変化させることで、ピクセルが飛び散っていったり、ピクセルが徐々に集合して画像を形成するような効果を与えることができる。  
点描 点描効果。指定したサイズの点の集まりで元の画像を表現する。  
膨張 元画像を指定ピクセル分だけ膨張させた影のようなエリアを作り、指定色で塗りつぶす。画像の縁取りなどに利用できる。 v1.75で追加。
チャンネル UnMultiple イメージの黒成分を検出し、その情報に基づいた透明化を行う。
黒い背景に半透明的なイメージが描かれている場合に、
そのイメージを抜き出すために使用できる。
例えば黒いカラーイメージにレンズフレアをかけたものに適用すると、
レンズフレアのみを綺麗に抜きだすことができる。

■参考サイト: ayato@web様
  ●フィル・キー納品
    http://www.ayatoweb.com/tv_design/tvd15.html
  ●DOWNLOAD (ここの「Un-Multiply」と「MakeFill」)
    http://www.ayatoweb.com/download.html
v1.84で追加
トラックマット (T) 別トラックを指定し、そのトラックの情報を使ってマスクをかける。動きのあるマスクを使いたいような場合に使用。  
ブレンド (T) 別トラックを指定し、そのトラックの画像をブレンドする。  
マットチョーク ノイズと判断される部分を検出し、その部分のアルファ値を操作する。

●サイズに正の値を指定すると、ノイズ部分のアルファ値を255にする。
  つまり不透明にする。これは例えば、ブルーバックの背景をキーイングで
  抜いた際、抜きたくない部分まで一緒に抜けてしまったという場合に、
  修復に利用できる。ただしアルファ値を変えるだけなので、RGB値が
  消失してしまっているような場合は修復はできない。
  (カラーキーは透明化する際に一緒にRGB値を消してしまうようなので、
   修復はできないようです。ベクトルキーやルミナンスキーなら大丈夫。)

●サイズに負の値を指定すると、ノイズ部分のアルファ値を0にする。
  つまり透明にする。これは例えば、キーイングで色を消しきれず、
  ノイズ状に色が残ってしまったような場合に、それを消すのに利用できる。
v1.84で追加
テキスト テキスト(拡張) テキストを描画する。テキストを表示する座標を細かく指定できる。  
テキスト(基本) テキストを描画する。テキストを表示させる場所は縦指定3パターン(上・中心・下)、横指定3パターン(左・中心・右)の組み合わせで選択。  
トランジション リニアワイプ 画像を指定した角度で端から透明化する。変換度合いを0〜100%で指定することで、画像を端から徐々に消していったり、徐々に出現させたりすることができる。  
放射状ワイプ 指定した座標を中心として、円グラフを描くように画像を透明化する。変換度合いを0〜100%で指定することで、画像を円グラフ状に徐々に消していったり、出現させたりすることができる。  
ノイズ グレイン モノクロまたはカラーのピクセルを画像上に均等にばらまき、ノイズが入ったような効果を与える。  
フラクタルノイズ フラクタルノイズを描画する。(パーリンノイズを利用したグレースケールノイズ)  
ブラー ブラー(ガウス) ブラー(blur)とは、「ぼやけさせる」という意味。周辺ピクセルの情報を様々な手法で分析して利用し、ぼやけさせる効果を与える。「ブラー(ガウス)」では、ガウス関数を用いてブラーをかける。  
ブラー(チャンネル) 「赤・緑・青・アルファ」の各チャンネルに対してそれぞれ独立してブラーをかける。  
ブラー(バイラテラル) 画像のコントラストを考慮してブラーをかける。コントラストの高い部分(つまり輪郭部分)は、それ以外の部分よりも弱めのブラーになる。これにより、輪郭をある程度維持した形でブラーをかけることができる。 v1.77で追加。
ブラー(ピンぼけ) レンズのピントがずれたようなぼかしをかける。絞り形状などが設定可能。  
ブラー(ぼかし) 周辺ピクセルの色を単純に平均化してぼかしをかける?  
ブラー(ループ)  
ブラー(合成) (T) 別トラックを指定し、そのトラックの画像の輝度をもとにブラーをかける。指定したトラックで明るい部分に相当する場所には強いブラーがかかり、暗い部分には弱いブラーがかかる。強弱を反転させることも可能。 v1.60で追加。
ブラー(放射状) ある点を中心として、放射状あるいは円弧状にブラーをかける。  
縦または横に風が吹いて、画像が押しつぶされているような感じでブラーをかける?  
マスク 16点ガーベージマット 16個の頂点を指定し、それを結んだ形で内側あるいは外側にマスクをかける。  
4点ガーベージマット 4個の頂点を指定し、それを結んだ形で内側あるいは外側にマスクをかける。  
8点ガーベージマット 8個の頂点を指定し、それを結んだ形で内側あるいは外側にマスクをかける。  
マスク(基本図形) 四角形または楕円形の位置や大きさを指定し、その内側あるいは外側にマスクをかける。  
マスク(手描き) 専用のウィンドウでペンツールと消しゴムツールを使ってマスクを描き、それをトラックに適用する。マスクを描いた順序が記録されているので、キーフレームごとにマスクを変化させることで、文字や絵を少しずつ描いていく様子を表現することもできる。  
時間 エコー フレームの映像を時間を遅らせて追加描画することで、残像を描くような効果を与える。 v1.64で追加。
タイムワープ トラックの再生速度を調節する。  
合わせ鏡 トラックの映像を縮小・回転させて幾重にも塗り重ねることで、合わせ鏡を覗いた時のように、映像が奥に無限に続いているような感じの表現を行う。 v1.78で追加。
色調変換 アルファ変換 各種色調変換を行う。  
カラーリマップ v1.81で追加
カラー変換  
セピア  
トーンカーブ(HLS) v1.81で追加
トーンカーブ(RGBA) v1.81で追加
ポスタリゼーション  
マルチトーン v1.62で追加。
モノクロ  
弾幕 弾幕 文字列を複数登録し、それらの文字列をニコニコ動画の弾幕コメントのように、画面右から左側に流す。  
描画 グラデーション 線形グラデーションを描画する。始点・終点と、それぞれの色・透明度を指定できる。 v1.84で追加
変形 FreeTransform 画像の4隅の座標を変化させることにより、画像を変形させる。 v1.73で追加。
トランスフォーム アイテム上の画像の透明度や位置・サイズ・回転角度などを設定する。ImageやVideoをタイムラインに追加した際にデフォルトでエフェクト欄に追加されているものと同じ。主として透明度の調整や、拡大縮小時の補間方法を指定したい場合に使用する。「マテリアル」と似たような設定項目が多く、違いがわかりにくいが、「マテリアル」が画像を貼り付けた板を画像ごと動かしたり拡大縮小したりするのに対し、「トランスフォーム」は板の上で貼り付けた画像だけを動かしたり拡大縮小したりするイメージ。  
中心点と回転角度を指定し、渦を巻くように画像を変形させる。  
魚眼 魚眼レンズで覗いたような形に画像を変形させる。 v1.77で追加。